毛玉河原の落書(新)

受験勉強プロデューサー「けだま」こと武田真樹のブログ。

中国王朝アルプス一万尺HIP HOPばーじょん

月1~2回でDTMの教室に通っていて、

Cubase AIという打ち込みソフトを

まあまあ使えるようになってきましたので、

有名な、中国王朝をアルプス一万尺で覚えるというやつを、

ヒップホップ風というかレゲエ風にして、作ってみました。

 


中国王朝アルプス一万尺Hip Hopばーじょん

 

歌が、夜中に狭い賃貸の家で恐る恐る歌ったという、

相変わらず「自分にハンデを課す男」けだまですので、

慙愧に堪えないものになっております。

AIは無料のソフトなので、

ボーカルの補正等一切できないのです。

課金してProというのを買うつもりです。

 

 

 

 

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第2節とその関連

高校世界史の教科書学習の学習・復習の手引きとして、
学校で通史の授業を行う際に生徒に配っていた論点表です。

11章の続きです。

11章学習の手引き第1節分(Q1~17)はこちら。

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第1節とその関連 - 毛玉河原の落書(新)

この章のけだまプリントはこちら。

世界史11章 

 

Q18 クリミア戦争の背景と結果を述べよ。

また意義は、Q5の列強体制という観点と、

Q12のロシアの南下政策という観点で位置付けて述べよ。

さらに、ロシアの国内統治に与えた影響を述べよ。

 

Q19 ロシアの農奴解放令の背景(Q18 の最後の問と重複)、

内容、影響・意義を述べよ。

 

Q20 19世紀後半のロシアのナロードニキの活動について説明せよ。

 

Q21  19世紀後半のイギリス国内の自由主義的改革を列挙・暗唱してみよ。

また、これらの改革の共通点を述べよ。

また、Q8の19世紀前半の改革とまとめて、区別しつつ列挙・暗唱してみよ。

 

Q22 イギリスの「自治領」(Dominion)とは何か。また最初の4つを順に列挙せよ。

 

Q23 クロムウェル以降のアイルランド問題について、経過を述べよ。

(11章では自治法案否決まで。)

 

Q24 ナポレオン3世の権力基盤、統治のあり方を概括し、特徴を述べよ。

 

Q25 ナポレオン3世の対外政策を説明(列挙・暗唱)せよ。

 

Q26 第二帝政崩壊から第三共和政確立までの経緯を説明せよ。

 

Q27 イタリア統一の経緯について、いくつかの局面(けだまプリント11章-13の6つの局面参照、その前のウィーン体制下の動きも含めればベター)に分けて説明せよ。

その際、各地域について、地図で示せるようにせよ。

 

 Q28 ドイツ統一について、ウィーン体制下とそれ以後の担い手・方向性の変化を意識しながら経緯を説明せよ。

 

Q29 ドイツ統一前後のビスマルクの内政について特徴を説明せよ。

 

Q30 ドイツ統一後のビスマルク外交政策、いわゆるビスマルク体制の形成について、順を追って内容を説明せよ。また、その意義を述べよ。

 

 

 

 

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第1節とその関連

高校世界史の教科書学習の学習・復習の手引きとして、

学校で通史の授業を行う際に生徒に配っていた論点表です。

これを口頭で説明したり、筆記で答案作成してみることが、

世界史学習の有力なトレーニングになります。

今回リクエストのあった11章のものから公開します。

教科書は山川出版社『詳説世界史B』です。

まず今日は第1節に関連する部分から。

(全4節)

11章の授業プリントはこちら

 

Q1 

ウィーン会議は何のために開かれたか。

 

Q2 

正統主義とは何か。

またフランス外相がウィーン会議でこれを主張することに

どんなメリットがあるのか。

 

Q3 

ウィーン議定書の内容を、ヨーロッパの地図を思い浮かべながら暗唱せよ。

 

Q4

ウィーン体制とはどのような体制か。政治的な特色を述べよ。

 

Q5

ウィーン会議以降継続した列強体制とは何か。

また、20世紀初めまでのこれの変遷を説明せよ。

 

Q6

ウィーン体制はどのような動きによって動揺させられるか。

1820年代までのヨーロッパ内の動きを例にして述べよ。

1820年代までのウィーン体制の動揺について、

プリント11章-2、3の4つの局面に分けて概括せよ。)

 

Q7

七月革命はヨーロッパにどのような影響を与えたか。

例と共に述べよ。

 

Q8

19世紀前半のイギリスの国内改革について、

いくつかの側面(プリント11章-4の4つの側面+11章-5の労働者保護の側面)

にまとめながら説明せよ。

 

Q9

イギリスの選挙法改正の歴史を説明せよ。

 

Q10

19世紀前半のイギリスの経済政策の変化を説明せよ。

 

Q11

ギリシア独立戦争とエジプト=トルコ戦争における、

列強各国と当事国の動向を説明せよ。

 

Q12

エカチェリーナ2世以降のロシアのバルカン半島への南下政策を

いくつかの段階に分けて説明せよ。

 

Q13

19世紀前半の社会主義の諸思想家について、

共通点や違いを意識しながらそれぞれ説明せよ。

 

Q14

1848年にヨーロッパ各地で革命的な動きが起こった背景を述べよ。

 

Q15

1848年革命と総称される各地の動きを具体的に述べよ。

また、結果・影響(意義)を概括せよ。

 

Q16

(Q4,6,7,15を踏まえて)ウィーン体制の成立から崩壊までを

概括せよ。

 

Q17

フランス革命から第三共和政成立までのフランスの政体の変化を、

変化の経緯が分かるように説明せよ。

(この章では復古王政から第二帝政成立まで。)

 

 

 

11章-4イギリス(19世紀前半)自由主義改革 ノロノロと動画作成してます。

今回はボイトレ後だったのか、

単にちょっと風邪気味なのか分かりませんが、

なんとなくイケボっぽい声ですね。

(前説のあとの0:32以降)

録ったのちょっと前なので状況を覚えてません。

録るのも大変ですが編集が死ぬほど疲れますね。

やっぱユーチューバーになるには

まずは編集ほぼなしで数こなさないとですね。

まー無理だわw

てか世界史動画に関しては、

せいぜい趣味的に凝っていこ。

 

youtu.be

 

杉田智和さんみたいな声で話せるようになりたい…。

 

 

 

 

受験最重要科目:保健体育のお話―コロナ禍ver.(登校・出勤はオワコンなのか。)

ちょっと体調を崩していました、いや、います、かな。

 

といってもコロナ的なものではなく、

昔からの持病である胃痛です。

 

さらには、疲れてコンタクトをしたまま寝てしまって、

半日涙が止まらなくて仕事にならない、

なんていう「目」にもあいました。

 

コロナ禍で、

子どもを保育園にやれないまま自宅勤務ばかりになったり、

なにより、日々の「生きざま」であった、

生徒の前でテンション上げて授業をするという行為が

途切れている状況で、

リズムが崩れている、というのが言い訳です。

 

でもどんな言い訳があろうが、

こういう、身体面でのトラブルは、仕事にとって、

そして受験勉強にとって、成果を出せなくする最大の敵です。

 

人間はしょせん生き物であって、

機械にはなりきれません。

適切な勉強メニューを組み、

そのとおりに脳みそにデータ入力をしていけば

淡々と「容量」が増えていって成果があがる、

というふうになりきれれば無敵ですが、

そうもいかない。

 

机に向かって頑張ろうという気持ちになったり、

そのあと脳みそが調子よく働くためには、

結局体調をととのえる必要があります。

「ココロ」も「アタマ」も、

結局、脳や、ホルモンだの神経伝達物質だの、

要は「カラダ」の働きの産物だからです。

「全てはフィジカル」です。

 

体調がよければメンタル面も健康・快適になり、

そうすれば勉強もスイスイ進みます。

というか、全ては広い意味の「体調」なのです。

 

そして私のような凡人や、

多くの平凡な受験生(ゴメンネ)にとっては、

そういう「体調」をととのえるうえで、

登校・通塾、大人で言えば出勤が、

一定の役割を果たしていることは、

悔しいけど認めざるを得ませんネ。

 

ツイッターである教員のかたが、

「オンライン授業だと疲れるのは、アドレナリンが足りない説」

なんて書かれていて、

苦笑しつつ大いに納得してしまいました。

 

やっぱり、他人と時間を共有するために、

無意識のうちにそのプレッシャーに押されながら、

朝それなりに身支度をし、そこそこ時間に追われ、

駅までけっこうハキハキとしたウォーキングをし、

電車のつり革や手すりで筋トレをし(ない)、

そして僕ら講師は広い教室で、大勢の生徒を前に、

無意識のうちにあるいは意識にのぼるくらい緊張しながら、

かつ流暢に喋れるようにアタマをフル稼働させながら、

演劇のようにデカい声を張り上げる。

生徒だったら、

電車内の筋トレ、じゃなくて駅までのウォーキングまでは同じで、

学校や塾に来てからは、友達と会って、やはり声を出し、

出さなくてもその場にいることでリラックスしたり緊張したり。

 

ここまでの行為で当然体内のいろいろな働きが活性化しますよね。

心肺機能が働いて血液やリンパの循環が良くなり、

またいろいろな心の動き、緊張などで

アドレナリンなどのホルモンや神経伝達物質が分泌されたり。

 

これによって勉強や仕事に「スイッチ」が入り、

それを毎日繰り返すことで「リズム」がうまれる。

 

産業革命から高度成長なども経て、

少なくとも資本主義という仕組みの下では

我々凡人は、

登校や出勤をしてみんなと一緒にやらなくちゃ、

というルールのもとでこのリズムを作ってきました。

いや、アリストテレスの昔から、

「人間は社会的な動物である」と言ってたぐらいだから、

これにはもっと普遍性があるのかもしれない。

 

いずれにせよ、今コロナ禍の下で、大人が、

そしてそれ以上に小中高生、受験生が、この

リズムキープ機能を大きくを

揺さぶられている

ことは確かです。

 

家だとなかなかスイッチが入らない。やる気が出ない。

登校がないとつい生活リズムが崩れる。

 

それはあなたがだらしないダメ人間だからではない。

人間がフィジカルの生き物である以上、

生理的に自然な成り行きです。

 

ですが、そこをうまくやった人と

成り行きに流されて負けてしまった人とで、

もしかしたらけっこう差が付く受験生活になりそうです。

 

そして、大人として感じることは、

これからの社会では受験だけでなく、

出勤・対面といったことの意味が見直され、

合理性に欠けるとされた部分から削られていく…。

ネットで稼いでいる「インフルエンサー」には、

出勤とか、学校とかオワコンと言わんばかりの人も…。

 

こうして、これまで人間――多くの平凡な人間たちの

リズムをキープをしてきたものが揺さぶられ、

それでも勝手に、自主的にアドレナリンを出せる人と、

そうでない人、

「強制されないと体内が然るべき状態にならない人」

との間で、人種が違うくらい

生き方に違いが出てくるんじゃないか

ということです。

(あえて「差」とは言いたくないが…)

 

じゃあ、わりと後者な僕のような平凡な大人、

そして平凡な受験生はどうすればいいのか

 

それに関しては、反面教師の僕、

現在進行中の「しくじり先生」でしかない僕に、

模範解答はありません。

一緒に考えて・頑張っていきましょう、的な

頼りないことしか言えない…。

 

ただ、「全てをフィジカル」ととらえるところに

突破口もしくは「少しはマシ」にしていく道はあると思います。

 

「ああ私はなんて意志が弱いんだ」とか

「心をいれかえよう」

と思い悩むのではなく、

「7時に家を出て、駅まで往復して戻ってくる」

「戻ってきたら窓を開けて

全力でクイックルワイパー(か掃除機)をかける」

のように、

体を物理的(フィジカル)に刺激する具体的行動

ルーティン化して実行する。

 

多くの社会人が筋トレをしているのも

やはり合理性があるからでしょう。

 

「人間は社会的動物」を活かして、

社会的(ソーシャル)に自分を刺激するのもありですね。

オンライン授業前に必ず「おはよー」LINEをする、

但し二言まで、とか。

自主学習前に必ず「始める!」ツイをする、

但しそれ以上はダメ、とか。

元々切磋琢磨し合える友人関係があることが前提ですが

(私はそれもなかったなあ…学生時代は)、

コロナ禍による断絶には、

オンラインでそれを有効に復活させることはできるということです。

 

あるいは、家族との関係が良好な人は、

今唯一心おきなくオフラインで接することのできる家族を、

「活性化に利用」するのも良い。

 

まあこの辺は人それぞれ、

友達がいなくたって、家族がいなくたって

それはそれでありです。

自分の体内でホルモン分泌させて、

活性化することができればいいっていう話ですから。

 

こうしたことを、

なかなか実行できなくて悩むのはしかたない

私もそうですが、

とにかく体をいかに活性化させるかが大事なのだ、

思っておくだけでも

いろいろ見えてくるかもしれないよ。

 

 

中高生のための世界史読書案内―ハイレベル思い出話の続き、からのチリのHip Hop

こないだの記事で紹介した、

ハーバードのSさんが読んでいた2冊はこちらです。

 

まずマクニール『世界史』 

 

 

 これね、Sさんと話してから慌てて読んだんだけど、
もう7年も前のことなのでもう1回今読み直してます。

 

それからナオミ=クライン。

 

 

おお、2冊並べるとこうなるのか(笑)。かっこいい。

 

 2011年発売かー。

ちょうどSさんと出会った年だなあ。

でもSさんは確か、原書で読んだって言ってて驚いた。

この本の存在自体Sさんに教えてもらったんだよな。

訳書があるなんて最近まで知らなかった。

Sさんがこの本を教えてくれたのは、この本がテーマにしている、

チリアジェンデ政権打倒からの、ピノチェト軍事独裁政権成立

についての授業後だったと思う。

(アジェンデは入試にもよく出るぞー)

 

で、この本に至っては、僕、まだ読んでないです。。。

こちらも、これを機会にこれから読みます。

 

不勉強ですみませんが、

2冊とも、けだま判定はこれからということで(笑)。

 

 

かわりに、

ナオミ=クライン『ショック・ドクトリン』に関係のある

チリの曲を紹介します。

その名も「Shock」。

youtu.be

 

チリのミュージシャンAna Tijoux(アナ=ティジュ)が

『ショック=ドクトリン』にインスパイアされて作った曲で、

背景としてはピノチェト独裁政権以来の、

教育を市場原理に委ねる新自由主義」的な改革

(日本でもジワジワ進んでるやつ。

「身の丈に合った教育」―貧乏人は貧乏人なりの教育でよし!ってやつ)

に対する若者たちの抵抗運動の広がりがあって、

その中で一種アジテーションソングとして作られた感があります。

2011年南米は熱かったんですね。

 

この曲の背景に関しては、

詳しくは、こちらのブログでも述べられています。

ameblo.jp

 

へえ、奇遇ですね。

このブログも

けだまさんていう人が書いてるんですね

でももうしばらく更新されてないみたいですね。(チーン)

なんか有意義なコメントのやりとりがされてますが

全く記憶になかった。。

 

まあしかし、時代背景が分かると

この曲の

「La hora sono La hora sono」(「時が来た 時が来た」)

と決起を煽るフレーズなどは

なかなか感動的、ビリっときます。

 

五感を刺激しながら世界史を、現代社会を

学んでいこうぜ!