毛玉河原の落書(新)

受験勉強プロデューサー「けだま」こと武田真樹のブログ。

世界史14章

世界史14章(二つの世界大戦)のけだまプリントを公開します。

(公開は終了しました。)

 

ところで

「入試型」教材やってるかい!?

早稲田・上智向けには正誤問題や地図問題対策が不可欠。

この2点がとりまバランス・コスパ最強。

  

 

 慶應向けには一問一答のハイレベルだぜ。

定番だった東進のが、去年(なぜか学研で)改訂されました。

  

 

 

 

 

現代文の共通テスト対策本はこれ一択かな。

2022年4月20日追記

以下の記事はまだ共通テストがヴェールを脱ぐ前の話です。
共通テストが2度行われた現在以降の情報は、追って書きます。

―――

 

出たてホヤホヤの現代文共通テスト対策本で

お勧めが1つあります。

こちらです。

 

 

https://amzn.to/2BaXrrh

 

 その著者である小池陽慈先生の、こちらのツイートを見て、

先ほどnote記事も読みました。

 

 

主題はツイートの通り。

内容は、来年実施される最初の共通テストが、

コロナ禍の渦中の現高3にとって負担の少ないものになるよう、

(一から作り直しは無茶なので)今できている作問に手を加えるというもの。

 

その作問の具体策が述べられているところが圧巻です

 

小池先生の分析によると、

受験生が特に新しく訓練しなくてはいけない要素は、

新傾向である「非連続型テキスト」問題

つまり複数の別々の文章を読み取る問題、

その中でも、特に従来にない「図表やグラフ」など

多様な文書の読み取りにおいて、

出題者の意図通りの読み取りを成り立たせるために

設問に仕掛けられている「出題者の誘導に乗る」ことだといいます。

 

類題の演習を通じてそういう思考手順に慣れる必要がある

ということでしょう。

 

よってそのような新奇な要素を減らし、

旧来型の学習でも対応できる問題の比重を増やすというのが

主要な提案です。

 

注目すべきは、その提案に至るまでに、

共通テスト試行調査問題を詳細に分析し、

「こうこうこうだからこういうところが難しいんだ」

と、受験生に必要な訓練要素を抽出していることです。

その中核が、

グラフを読み取ったり

複数のテキストを複合したりする中で生じる多様な読みを、

出題者の意図する読み方に統合し、

まさしく共通テストとして成り立たせるために、

出題者が「誘導」を仕掛ける必要があり、

それに「乗る」ことが解答者側に必要なことだ、

というのですが、

このような結論に至るのは、

著者が予想問題の作問者として、

徹底して出題者目線で

試行問題に当たっているからです。

 

それは、

旧来型の学習で対応できる要素を増やす際の困難まで予想し、

それに対し、「このように作問したらどうか」

と提案までされていることからも明白です。

 

この提案が共通テストを作成するエライ先生方の目に触れるか、

果たして提案が活かされるかは、

この提案を拡散して「世論」を喚起する以外には、

もはや祈るしかありませんが、

その前に受験生としては、この提案はもはや、

出題者側からの手の内の披露みたいなものです。

だって出題者が十分に適用できる提案がなされているのですから。

 

そのような筆者が書いた

試行調査の解説と予想問題集が、

信頼できないはずはありません。

 

ちまたに出回る「共通テスト」の名を冠した学参には、

「名前だけ共通テスト」で、

中身は旧来のセンターに、

試行調査の問題と簡単な設問解説を加えただけで、

「分析」・「対策」というには不十分なものも多いです。

 

試行調査問題を掲載はしているものの、

他はフツーに従来のセンター試験の過去問集だったり、

予想問題も、

形式だけはなるほど図表や資料が多かったりするが、

設問の本質は旧来のセンター型と変わらない、

共通テストの新しさを

本当のところでとらえていないものだったりします。

(国語に限らないです。)

特に去年までに見かけたものはその弊害が大きいです。

商売上の都合で急ぎすぎ、

まさしく「間に合わせ」なのでしょう。

 

その点この本は、

つい2週間ほど前に発売されたばかりですが、

パッと開いただけで上記のような結論に、

なるほど到達できそうだ、という「分析」が目に飛び込みます

 

実は僕はまだ書店で文字通り「パッと開いた」だけで、

その後注文して到着待ちの段階なのですが、

このnote記事を見て「自信が確信に変わり」((c)松坂大輔)、

自分の塾の共通テスト一期生にも取り入れようと思っています。

 

 

さらには、このシリーズ全体が同様に秀逸かどうか、

さらに調査したいと思います。

 

  

 

 

 

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第3、4節とその関連

高校世界史の教科書学習の学習・復習の手引きとして、
学校で通史の授業を行う際に生徒に配っていた論点表です。
11章の続きです。

 

11章学習の手引き第1,2節分(Q1~30)はこちら。

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第1節とその関連

詳説世界史11章(近代欧米)学習の手引き(論点リスト)-第2節とその関連

 

この章のけだまプリントはこちら。 

世界史11章

 

Q31 ハイチ独立の経緯を述べよ。また、その意義をいくつかの側面から述べよ。

 

Q32 19世紀前半の中南米諸国の独立に関して、次の地域にまとめて概括せよ。また、地図で把握せよ。

 シモン=ボリバル独立運動 サン=マルティン独立運動 その他

 

Q33 19世紀前半の中南米諸国の独立が欧米に与えた影響・意義を説明せよ。

 

Q34 アメリカ合衆国の独立から、現在の国土に至るまでの領土拡大の過程を、順を追って説明せよ。また地図で把握せよ。

 

Q35 ジェファソンの大統領当選の意義を述べよ。

 

Q36 米英戦争の意義を述べよ。

 

Q37 モンロー大統領の外交政策の特徴・意義を述べよ。

 

Q38 ジャクソン大統領の国内政策の特徴を述べよ。

 

Q39 西漸運動について、次の語句を用いて説明せよ。

 ジャクソン 明白な天命 ゴールドラッシュ ホームステッド法 

 大陸横断鉄道 フロンティア

 

Q40 19世紀前半のアメリカの南部と北部の対立の背景を述べよ。

 

Q41 ミズーリ協定から南北戦争終結までの南北対立の経過を説明せよ。

 

Q42 南北戦争後の黒人の境遇について、以下の語句を用いて説明せよ。

 憲法 州法 シェアクロッパー 民主党 KKK

 

Q43 南北戦争後のアメリカの資本主義発展について、以下の語句を用いて簡潔に説明せよ。

 重工業 独占企業 AFL 移民

 

Q44 アメリカ合衆国への移民について時期に触れつつ次の系統に分けて説明せよ。

 西欧系 アジア系 東欧・南欧

 

Q45 ヨーロッパ文化における古典主義からロマン主義への変化、またロマン主義から写実主義自然主義への変化について、政治・社会的背景を踏まえて概括せよ。

 

Q46 19世紀前半の英仏における、功利主義実証主義の展開とその意義について、次の語句を用いて説明せよ。

 ベンサム ジョン=ステュアート=ミル スペンサー コント

 

Q47 古典派経済学について概括せよ。

 

Q48 ヘーゲル哲学からマルクス主義への展開を説明せよ。

 

Q49 19世紀ヨーロッパ文化における歴史への関心(歴史主義)について、その思想・社会的背景や具体的展開について、次の語句を用いて述べよ。
 ロマン主義 ランケ リスト サヴィニー

 

Q50 19世紀の医学・生物学上の成果を概括せよ。

 

Q51 19世紀の科学技術の発展について、社会への影響をふまえて説明・暗唱せよ。

 

Q52 19世紀後半のヨーロッパにおける都市の発展について、以下の語句を用いて述べよ。

 首都 中小都市 都市計画 地下鉄 オスマン 万博 農村 デパート 博物館 

 近代市民文化 現代大衆文化